経営者として日々会社を運営していると、
つい目の前の業務に追われ、本来の役割である“経営判断”に時間が使えなくなることがあります。

■ 補助金報告書の提出が間に合わない…?
ある企業の社長が、補助金の報告書提出を控えていました。
ですが、日々の資金繰りやルーチン業務に忙殺され、報告書の作成まで手が回らず…。
結局、提出期限の前日になって私に連絡があり、
「もう自分では無理なので、何とか助けてほしい」と依頼されました。
■ プロが支援 → 限られた時間で提出完了
2日しかない中、私は以下の対応を取りました。
- 必要な資料は秘書に準備してもらう
- 私が報告書を作成
- 社長には内容説明に時間を確保してもらい、最終的に自分で提出
結果、期限内に無事提出できただけでなく、報告書を通じて今後の経営課題も明確化できたのです。
■ ポイント:経営者は「時間を買う」発想を持つべき
このケースの重要な学びは、
経営者の時間単価は安くない
ということです。
仮に社長がこの作業を一人でやっていたら、10時間以上かかっていたかもしれません。
その間に本来やるべき業務、たとえば資金調達や営業戦略などは後回しになってしまいます。
■ キャッシュアウトではなく「生産性向上への投資」と捉える
外部支援には当然費用がかかります。
ですが、それは**時間を生み出すための“投資”**です。
目の前のお金だけを見るのではなく、
その支出によって何が得られるかを評価して判断すべきです。
▼まとめ
- 経営者がすべての業務を抱えるのは非効率
- 時間の切り分けと外部支援の活用が経営判断の質を上げる
- 「時間を買う」発想で、会社の成長に集中することが重要
限られたリソースをどう配分するか。
それが、経営者としての重要な仕事のひとつです。
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