政治家の失言による辞任が話題になっています。
確かに、農林水産大臣の発言は国民感覚からかけ離れており、批判が集まるのも当然でしょう。
しかし、その政治家を選んだのは私たち国民です。
2世・3世議員ばかりの政治の構造や、実績よりも失言ばかりが報道される風潮――これらも、国民の無関心や選択の積み重ねの結果と言えます。

■ 見るべきは「失言」より「実績」
政治家の失言は確かに問題ですが、そればかりが注目されてしまうと、
「何を実現してきたか」という本質的な評価基準が失われてしまいます。
失言は誰にでもある――だからといって許されるものではありませんが、
政治家の仕事ぶりを総合的に評価する視点も必要です。
■ 日経平均は上昇、しかし実体経済はどうか?
最近、日経平均が高値を維持していますが、これは海外投資家の買いが中心で、
実体経済の力強さを示しているとは言いがたい状況です。
このギャップに目を向けないまま、政治家の失言や芸能ニュースにばかり注目していると、
本当に重要な経済の兆候を見逃すリスクがあります。
■ エネルギー戦略の再考が不可欠
原発が稼働せず、レアアースを中国に依存し、石油価格が高騰する現在、
日本はエネルギー確保の危機に直面しています。
そんな中で注目されているのが、メタンハイドレートです。
「燃える氷」とも呼ばれるこの新資源は、日本近海に豊富に存在し、将来的な資源自立の鍵を握る可能性があります。
■ 99.7%の中小企業が日本の未来を担う
日本の企業の99.7%は中小企業です。
原価・光熱費・人件費の高騰という三重苦の中で、生き残りを図るには既存のビジネスモデルの再構築が必要です。
そのためには、自社の提供する製品やサービスの「付加価値」を再評価し、
異業種からの視点や外部の知見を積極的に取り入れることが、新たなビジネスの突破口になります。
▼まとめ
- 失言よりも、政治家の実績と構造を見よう
- 日経平均と実体経済の乖離に注意
- エネルギー政策は日本の生命線
- 中小企業の再構築こそが日本経済のカギ
表面的な話題に振り回されず、本質を見極めること。
今こそ、政治・経済・企業の視点から日本の未来を考えるべき時です。
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